引きずり体質

外はどんどん春めいて来て、出不精な私でさえも「どこかに行きたい」と
思う。この落ち着かないご時世、遠出をする気にはなれず、せいぜい、友人と
心置きなくあってしゃべりたいと思うのだが、実現はいつのことやら。
感染者数も下がって来てはいるので、そんなに悲観しなくてもいいとも
思うが、どうにも気持ちが上がってこない。

 やはり、彼の手に指輪が光る写真なんかを見つけてしまったからだろう。
どっぷりと今は涙にくれていたいのだ。先日見かけたのは、年下男性との
別れは「逃した魚は大きい」と思ってしまうから、痛手が大きいのだという説明。
なるほど。まさしく私もそう考えている。先々のことを考えれば、彼が
ずっと側にいてくれる心強さを失った訳で、ついつい「もっとこうすれば良かった」と
繰り言ばかりが出てくる。